メーリングリスト『SAVE HIGASHIMATSUSHIMA』からの転載です。

田村@ふんばろう宮城:


本日、東松島の新東名、野蒜(駅付近)の状況を確認してきました。
瓦礫撤去も進んでおらず、線路がめくれ上がり、
通れない道路もまだまだありました。
鳴瀬川から浸水した田畑は、未だ車などが残されたまま
ほとんど手付かずの印象です。

【新東名】

ライフラインはほぼ復旧している様子。
浸水した家に住民が戻り始めています。
1箇所で物資支給を1日1回実施。
支給物資は1人あたり 弁当、おにぎり、菓子パン、紙パックの牛乳(各1)
約70世帯270人程度の住民が毎日、食料を受け取りに来ているとのこと。
子供のいる世帯向けにお菓子を(3箱)を提供。
一緒に配布していただきました。

配布をしている方(地域住民ボランティアの方々)にお話を伺いましたが
リーダーさんは「物資が十分(持ってこられても残る)」
他の方は「なんでも持ってきてくれれば嬉しい」
温度差はあるようです。
他の地域でも言えることですが、収入源の有無、家族構成、被害の程度などで
一律には答えが出ないものですが
現段階で同じ支援を毎日受けているので
あえて均一にならない物資支援を提案することは
現段階のコミュニティ、物資配布の調和を乱す可能性がありますので
慎重に支援をしていったほうがよいかな、といった感じです。

また、物資支給の場所に洗濯機など家電が数台、
神奈川県からの寄付として届いていました。
応募者に抽選でお配りするそうです。
この家電の応募人数なども後日ヒアリング予定。


【野蒜(駅付近)】

ライフラインはほぼ復旧。
駅前(山側)の1件のお宅がリーダーさんとなって
物資配布を実施。

ほとんどの家で津波被害がありますが
やはり避難所から住人が戻ってきています。

物資(食料含む)については市・民間などから届いている。
18日には「自立生活のために」物資支給を中止する予定。
いまは物資よりも瓦礫撤去のマンパワーが欲しい、とのこと。


【所感】

いずれもリーダーさんを中心としたヒアリングとなってしまいましたので
「物資は不要」という回答でした。
個々の世帯では必要物資の声はあると思いますが
現在、地域内で調和をとりながら物資配給を行っている姿から
物資支給が停止するタイミングで
再度状況確認をすべきと考えております。